廃炉資料館で学び、田園・海からJヴィレッジへ
全長112kmの本格的なロングライド「浜街道ライド」はちょっと敷居が高いなぁと感じるあなたへおすすめの「ホープライド50」。
Jヴィレッジ(楢葉町・広野町)を出発し、北を流れる木戸川沿いに出てサイクリング。最初のエイドステーションは楢葉町の地域交流スポーツ施設ならはスカイアリーナの都隣の「楢葉町総合グラウンド」。その後、13km地点の滝ノ沢給水所に立ち寄りながら、田園広がるいわき浪江線を駆け抜けて富岡町へ。
原発事故の事実と、廃炉に向けての作業の様子を伝える「東京電力廃炉資料館」に立ち寄りる。今回を機に、改めて原発事故と廃炉について理解を深める機会となることだろう。この東京電力廃炉資料館が2つのエイドステーションで、スタートからおよそ中間地点の距離26km少々。
後半は、富岡駅前を通過してJRの陸橋を越えたらシーサイドへ。左手にオーシャンビューを楽しみながら、福島第二原発の敷地をかすめながら浜街道を駆け抜ける。
3つのエイドステーションは、37km地点の「天神岬スポーツ公園」だ。
海を望みながら、エイド休憩を挟んだら、いよいよJヴィレッジのフィニッシュ地点へ。
注意)8月18日に実施した現地視察において、ごく一部コース変更を行いました。Ride with GPSからGPXデータ等をダウンロードする場合は、8月21日以降に公開している現在の最新コースデータを取得ください。
ツールドふくしまのロングライド部門は、「浜街道ライド110」と「ホープライド50」の2コースを用意。スタートは、それぞれ8時00分と8時40分を予定している。余裕をもった行程で参加するなら、前日金曜夜のうちに会場のJヴィレッジに入って宿泊をおすすめする。クルマ以外では、JR常磐線を利用した輪行でのアクセスも可。平日金曜の最終電車は、東京・品川駅を17時45分発の特急ひたち23号に乗車して、いわき駅で1回乗り換えでJヴィレッジ駅に20時47分到着できる。
2011年から13年が経った今、新たな震災復興サイクリングイベントの歩みがはじまる。
昨年、初開催を目指して当日を迎えたものの、前日の災害の影響を受け、当日開会式のタイミングで大会は中止になっていた。
参加者にとって、関わる全ての関係者にとっても、一年越しの開催がまもなく迫る。
ぜひ初めてのロングライドを福島の地でデビューしてもらいたいと願う。