春の「ツール・ド・かつらお」から、
秋の「ジロ・デ・シラカワ」までシリーズ全9戦!
FUKUSHIMAを舞台にした福島復興サイクルロードレースシリーズは、現在、1シーズンで9つのレースを開催中です。そのすべてが公道ロードレースで、誰でも参加できる市民レースです。
第1戦
ツール・ド・かつらお
2023.4.22-23開催
4月中旬、福島県浜通りに位置する葛尾村で開催される「ツール・ド・かつらお」から本シリーズは幕開けします。かつて葛尾村は帰宅困難区域に指定された原発事故の影響を受けた場所でもあります。その自然豊かな葛尾村の1周28kmの山岳コースを舞台にした本格ロードレースです。終盤に通称”もりもりランドの坂”と呼ばれる距離約3kmで勾配8%を超える急坂が待ち受けます。テクニカルな峠の下りもあり、ロードレースの総合力が試されます。

第2戦
そうまエンデューロ
2023.6.4開催
第2戦は、津波の被害を受けた相馬の沿岸部に新たに開通した絶景シーサイドロード「大洲松川ライン」を駆け抜ける「そうまエンデューロ」です。福島を代表する景勝地「大洲松川浦」が舞台です。直線5kmに渡って続くフラットで爽快な道を使った100分耐久レースがメインレースです。100分の中で1周10kmのコースの周回数で競い合います。また、マラソン(ランニング)と合わせた総合カテゴリーもあります。かつて海岸線に続いた立派な松林があった場所には、今、苗木が植林され新たな景観が育てられています。

第3戦
磐梯吾妻スカイライン・
ヒルクライム
2023.7.1-2開催

第4戦
あぶくま洞ヒルクライム
2023.7.17開催
第3戦に続き、第4戦もヒルクライムレースです。恐竜時代の8000万年前から地底に創られはじめた鍾乳洞を楽しめる「あぶくま洞」(田村市滝根町)が会場になる「あぶくま洞ヒルクライム」。2本のショートヒルクライムの合計タイムで競う珍しい2ステージ制ヒルクライムレースです。1ステージが5.4km、2ステージが5.1kmです。バーチャルサイクリングアプリZwiftのパワーウエイトレシオを目安にカテゴリー分けされ、車体金額別クラスやヘビー級クラスなどユニークなカテゴリーもあります。

第5戦
ツールドかわうち(山岳タイムトライアル)
2023.8.19開催(熱中症予防のため10.28延期)
【エントリー受付開始前】
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第6戦
小野こまちロードレース
2023.8.20開催(熱中症予防のため11.4延期)
【エントリー受付開始前】
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そして田村郡小野町で開催する第6戦「小野こまちロードレース」は、フラットなレイアウトの1周12kmのコースで開催される公道ロードレースを楽しめます。レベル別に6・4・2・1周回のカテゴリーを用意しています。また、ジュニアのロードレース文化の育成を目的に運営の合同会社Link TOHOKUが協賛し、小学生から高校生まではご招待(参加費無料)。会場は磐越自動車道小野インターからすぐ。

第7戦
ツールドふくしま
2023.9.9-10開催
【 WEB SITE 】
国内最長211kmの
ラインレース
そして、全9戦のうち最大規模のレースが第7戦の「ツールドふくしま」です。福島県を縦断しながら15市町村を通過する国内最長211kmのラインレースは、獲得標高3000mに迫るタフなコースレイアウトです。2023年9月に初開催を迎えます。県北沿岸部の町、新地をスタートして津波の被害を受けた沿岸部を南下。一部国道6号線を規制し、福島第一原発事故の地域を駆け抜ける「復興福島」を掲げる市民最高峰ロードレースです。
第8戦
裏磐梯スカイバレー
ヒルクライム
2023.9.10開催
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本シリーズ3つ目のヒルクライムレースが、檜原湖から西吾妻山へ駆け上がる「裏磐梯スカイバレーヒルクライム」です。
距離16kmで、福島と山形の県境にあたる白布峠をめざして標高差580mの一気に上り詰めます。序盤、桧原湖沿いの平坦基調のスピード区間を抜けて、西吾妻スカイバレーから本格的な登坂がはじまるコースです。休暇村裏磐梯が会場で、磐梯朝日国立公園に広がる北塩原村の自然を楽しめます。

第9戦
ジロ・デ・シラカワ
2023.11.3開催
【エントリー受付開始前】
【 WEB SITE 】

シリーズ最終戦は、11月に白河市で開催される「ジロ・デ・シラカワ」。JR白河駅前通りでのハイスピードなクリテリウムレースは白熱します。トップカテゴリーは、1周1.4kmのコースを15周回で競います。以下、年代別カテゴリーのほか、小学生も参加できす。また、小学生がロードバイク以外の自転車で気軽に参加できる部門や、未就学児が自転車を体験できるランニングバイク部門も用意しています。仮想サイクリング、最高速チャレンジなどファミリーや仲間で楽しめる要素も盛りだくさんです。
福島復興を掲げる本シリーズでは、当時、津波被害の大きかった相馬市や福島第一原発事故により帰宅困難地域に指定されてきた川内村や葛尾村などの地域でタイプの異なる公道ロードレースを開催しています。
これからもサイクルロードレースファンの皆さんに愛される福島県であり、そして誰もがチャレンジしたくなる魅力的なサイクルロードレースシリーズであり続けたいと考えています。